Bregenz

dkd2005-11-13

東工大三人組で朝待ち合わせて、一路ブレゲンツへ。目的はブレゲンツ美術館Kunsthaus Bregenz、ピーターズントー設計。三時間電車に揺られてBregenzに到着。Bregenzはオーストリアの西の端にある、ボーデン湖に面した小さな町です。日曜日だからか寒いからか人影はまばら、というか人気(ひとけ)が無い。十分ほど歩くと、目的の美術館が見えてきた。古い町並みの中にに建てられたフロートガラスの箱。ファサードにフロートガラスをうろこ状に並べるディテールは雑誌でも見ていたとおりシンプルでとてもきれい。しかしこの建物一番のみどころは、やはり内部空間における光の扱いだろう。一階はフロートガラスのファサードを通して、二階三階はそれぞれ天井裏に外部光をためる層がこしらえてあってその層からガラス天井を通して展示空間に光が取り入れられているのだ(写真)。いやーきっとすごいぞーとうきうきしながらエントランスにまわる。
。。。
閉まってました。展示期間外でしたか。やべ、おれ言いだしっぺだ。。。三人で立ち尽くす。とくに課題で忙しいのに徹夜覚悟で来てしまったS賀さんは何度も入り口の扉を開けようとするが開かない。鍵閉まってますから。結局、人気(ひとけ)のない街をぷらぷら歩き、たいして高くない展望台から町を見て、ボーデン湖のほとりを散歩して凍えて帰る。すてきな日曜日。