リシャ行ってきました。備忘録。
So2 Stuttgart -> ΘΕΣΣΑΛΟΝΙΚΗ
朝イチ飛行機でシュッツッツガルトからギリシャ第二の都市テッサロニキへ。ユースに荷物を置いて外にでると静まりかえっている。どうやらシエスタ(昼寝)の時間で皆休んでいるらしい。店も教会も閉まっている。看板がギリシャ文字で全然読めない。散歩して、町中にあるローマ時代の遺跡とヴィザンチンの教会を見て廻る。地図と情報をもらいにツーリストポリスに行くはずが普通のポリスに行ってしまい、ラリったお兄さんと鉢合わせ。街からやたら遠いバスターミナルまで行って明日のバスの時間を聞いて、ユースに帰る。ユースにはエラスムス帰りのイタリア人二人。ギリシャの島の大学に留学していたらしい。
Mo3 ΘΕΣΣΑΛΟΝΙΚΗ -> ΚΑΛΑΜΠΑΚΑ
朝、教会見学。通勤途中の人が立ち寄って、大事そうに置かれているフラスコ画にチューして去っていく。このフラスコ画にチューはギリシャのどこでも見られた。バスで4時間、カランパカへ。またもシエスタ、誰もいないし何も開いていない。この町に来た目的はメテオラの修道院。ニョキっと生えて出てきたようないくつもの奇岩の上に小さな修道院が建っているのだ。町からその奇岩の切立った崖が見える。修道院は見えない。歩いて行けると聞いて、登った。一時間半かけて登って奇岩の上に到着。いい景色だ。修道院は閉まっていた。下山。
Di4 ΚΑΛΑΜΠΑΚΑ -> ΤΡΙΚΑΛΑ
朝早く起きて、メテオラの修道院巡り。岩の上にしがみつくようにして建っている修道院は今も細かにメンテされているらしく、あちこち建材が運びこまれたり、大工のおっさんが出入りしている。昔は人もモノも網袋と滑車で運んでいたらしいからかなりハードコアな生活だったんだろう。今は、車で山まで登ってきて手作りケーブルカーで修道院に出入りしている。わりと軟派だ。午後、シュツッツガルト友達シュペイロスの実家のあるトリカラへ。昼からママシュペイロスの手料理、ごちそう。美味しい。。シュペイロスファミリーとシエスタして、トリカラの町を散歩、案内してもらう。夜帰って再びごちそう。やっぱり美味しい。。再び町に出てスポーツバーでCL見てギリシャ人と騒ぎ、バーで一杯飲んで帰る。
Mi5 ΤΡΙΚΑΛΑ -> ΔΕΛΦΟΙ
午前中シュペイロスの車で山へドライブ。一時間走るとスキー場まで行ける。昼ごはん、三たびごちそう。一番美味しかった。。シュペイロス家を後にして、バスで遺跡の町デルフィへ。ややこしい乗換二回をこなしてホッとしたのか単純ミス。デルフィのだいぶ手前で間違えて降りてしまった。もう夜中だしタクシーもホテルも無い小さな村だし。一人のときはやりたくなかったんだけど・・人生初ヒッチハイクです。一台目であっけなく成功。全然ちがう方向なのに乗せてくれたアルバニア人の土方の兄ちゃんたち、ほんと感謝です。デルフィは修学旅行らしきアメリカ人+フランス人高校生であふれかえっている。町外れにホテルを決める。ママシュペイロスの手料理の味を忘れたくなくて、パンだけ食べて寝た。
Do6 ΔΕΛΦΟΙ -> ΑΘΗΝΑ
神託で有名なデルフィの遺跡見学。米仏修学旅行生と日本人団体旅行客で人まみれ。バスでアテネへ。ホテルがなかなか決まらず二時間歩いてようやくたどり着いたユースホステルは、やはりここもアメリカ人で一杯。夜、もう一人のシュツッツガルト友達パノスと会って散歩、案内してもらう。一緒にビール飲んで、アテネの見所をいろいろ教えてもらう。明日からパノスは島でリゾートらしい。
Fr7 ΑΘΗΝΑ
アクロポリスパルテノン神殿、プラカ地区、モナステラキの蚤の市、パナティナイコスタジアム、コロナキ地区。パノスの教えにしたがってコロナキのカフェニオンで二時間、フラッペ片手に人間観察。カフェニオンはギリシャ語でカフェのこと。皆すげえおしゃれだ。リカヴィトスの丘、オモニア地区を散歩。モネステラキの有名らしいお店でケバプピタ買って、ホテルに屋上があったので登るとアクロポリスが見えて、しばらくぼっとして就寝。
Sa8 ΑΘΗΝΑ -> ΕΠΙΔΑΥΡΟΣ -> ΝΑΥΠΛΙΟΝ
バスでエピダヴロスへ。ここからはペロポネソス半島巡り。しかしギリシャのバスシステムはほんとわかりにくい。ギリシャ語できないとけっこうキツい。エピダヴロスのメインディッシュは巨大古代劇場。夏に行けば今でも古代劇が催されているそうだ。ここはまた病人の為の巨大療養施設だったらしく、その遺跡も。遺跡見た後、バスで港町ナフプリオンへ。ここでも空いてるホテルがなかなか見つからず。やっと決まって、町を散歩。ここは休日になるとギリシャ人が遊びに来るリゾート地で、土曜日ということもあり人まみれ。遊覧船に乗ってブルジイ島に上陸。小さな要塞しかない20m×30mくらいの島。テラスからテラスへ中庭へ階段へレベル差を伴ってあちこちに視線が抜けて、子供がそこをくぐり抜け走り回っていて、テラスからの景色もきれいだし空は青いし、とても身体的で楽しい要塞でした。19世紀の死刑執行人の定年後の住まいだったそうです。山の上のパラミディの城跡に登って下ってギリシャコーヒーでぐったり。リゾート気分でタベルナ行ってほんのすこし贅沢。タベルナとはギリシャ語で「食堂」。
So9 ΝΑΥΠΛΙΟΝ -> ΟΛΥΜΠΙΑ
朝イチ、バスを乗り継ぎオリンピアへ。3時ちょっと前に着いたのだが、遺跡も博物館もこの日は3時に閉まってしまってやることがない。隣の村まで散歩。Teatreオリンピアという例によって古代式の円形劇場を見学。新しく改装されていたが、バックに雄大な田舎の風景を背負う形式は古代劇場と同じ。オリンピックの聖火を点火する場所として有名なオリンピアですが、実際遺跡と博物館しか無い小さな村。やることも無くカフェニオンで2時間半、定点観測。だんだんカフェにいる時間が長くなってきた。
Mo10 ΟΛΥΜΠΙΑ
午前中はオリンピア遺跡見学。今まで見た遺跡で一番大きかった。この日もオリンピアに泊まる予定だったので、時間をかけてじっくり見る。神殿もすごいんだけど、ホテル、給水施設、格闘技道場とか実用的な建物跡がけっこう興味深い。草が茂って菜の花が咲き乱れてるなかに石がゴロゴロ転がるなかで自分もゴロゴロ。春満喫。(数日後帰って、ドイツはまだ冬だということを思い知る。)午後はオリンピア博物館、オリンピック競技博物館。再びやることが無くなってカフェニオンで二時間半、定点観測。
Di11 ΟΛΥΜΠΙΑ -> ΑΘΗΝΑ
この旅初の電車でオリンピアからアテネへ6時間。金曜に歩いていなかったオモニア地区から、コロナキ地区、リカヴィトスの丘、プラカ地区、モナステラキを散歩。オモニアで美味しいスブラキ屋を発見。スブラキは串刺し肉の炭火焼。もっと早く見つけていれば全食ここに来てたのに-。またの機会にぜひ行きたい。コロナキのカフェニオンのウエイトレスさんにこの旅最高の美人を発見。かわいい、きれいというよりはもうすごくカッコいい。もっと早く見つけていれば全食ここに来てたのに-。またの機会にぜひ行きたい。明日は朝早く空港に行かなければならないので、早めに就寝。
Mi12 ΑΘΗΝΑ -> Stuttgart
朝8時半の飛行機で帰シュツ。13時帰宅。木は葉無いし、皆コート着てるし、ドイツはまだまだ寒い。しかしシュツッツガルトに帰ってくるとすごく落ち着く。

ポ旅行ギ旅行と連続で行って少々疲れました。色々見てまわって頭も心も整理できていないですが、体験を小出しに何かに生かしていければいいなと思います。どちらの旅行も楽しく美味しくマッタリもできたので良かったんですが、一人旅のときはやはりちょっと寂しい、とくに夜。
あと、この旅行で判ったことが一つ。僕はなかなかの方向音痴。