雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)/村上春樹

雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)
電車で読んだ本、二冊の一冊目。
村上春樹が、ギリシャでは女人禁制のギリシャ正教総本山アトス山の修道院を歩きまわる、トルコでは国境周縁を車で延々走りまわる、本人の言葉を借りるなら「ヘビーデューティ」な旅の記録。村上春樹の文体は好き嫌い分かれるけど僕は好き派。読み物として十分楽しめた。4月にギリシャ旅行するのでその下調べの一環でもありましたが、どうやらアトス山に入るには特別ビザが必要で、外国人は日に10人までしか入れない。ギリシャ人に聞いたら「女がいないんだぞ、あそこはファッキンクレイジーワールドだ。でも静かだし自然いっぱいでいいトコだよ」とあまりよくわからなかったが、興味のある場所ではある。